よく「なぜ、そんなに高校野球が好きなの?」って聞かれます。何故だかよく分かりませんが、亡くなった父がすごく好きだったので、一緒にテレビ観戦をして影響を受けたのでしょう。本格的に好きになって見始めたのは1995年からです。
学校名とかの知識はあまりなかったので まず雑誌を買って勉強し始めました。読めない校名や地名がいっぱいあって苦労しましたが、一番の利点は「日本全国の地名を覚えることができた。」ってことでしょうか。新しい友達ができて、「○○の出身」と言われた時に、「それって何県?」などと失礼な質問をしなくなりました。また高校野球は歴史があり、ドラマがあり、感動を呼びます。「プロ野球」と違って、トーナメント戦ですから負けたら次がありません。それが高校野球の醍醐味です。
さて、(改めて)高校野球は年に2回、春と夏に行われる国民的行事の一つです。場所は兵庫県西宮市にある甲子園球場。プロ野球、阪神タイガースの本拠地として有名です。
春は「選抜大会」、夏は「全国大会」と呼ばれています。この二つの大会の大きな違いは 春は前年度の各地区の秋の大会の成績を参考にして選ばれた高校(出場する県がなかったり、同じ県から数校出るのも、これが理由です)。夏は6月~7月に行われる全国の地方予選で優勝した高校が甲子園に出場する大会ということです。
夏の全国大会は2018年に100回を数えました。高校野球黎明期はまだ日本は学制改革前でしたので、「全国中等学校野球大会」と呼ばれていました。
そして球場も甲子園ではなく、夏の大会の第1&2回は豊中球場(大阪)、第3回から第9回までは鳴尾球場(兵庫)で行われました。その後全ての大会はもちろん甲子園球場で行われています。
出場校が「~高校」と呼ばれるようになったのは第30回からです。ちなみに第7回から第26回までは当時日本の占領下の台湾、満州(中国東北部)、朝鮮からも出場していました。これらの国から出る学校は地理的に大変不利でしたが、大連商(満州)が第12回大会(1926年夏)、嘉義農林(台湾)が第17回大会(1931年夏)にそれぞれ準優勝に輝きました。これらの3地域からの出場は昭和15年(1940年)を最後に途絶えました。
これだけ高校野球が好きだったら「さぞ何回も甲子園に観戦に行っているのだろう」と、思う人がいるかもしれませんが、実際にはこれまで計4度(春2度、夏2度)計7試合しかありません。
夏の大会で最後に観戦に行ったのは2004年。初観戦は前年の2003年でした。春の大会へは今まで2度観戦に足を運んだことがあります。初めて観戦したのは93年のセンバツ大会2回戦、鹿児島商工(現・樟南)VS東北のカードでした(2回目は98年のセンバツ)。この頃はそこまで高校野球に興味はありませんでした。当時、甲子園駅前に簡易の電光掲示板があり、その前に行われた東京の国士舘と千葉の市立船橋の試合結果が表示されていました。結果は国士舘が延長14回、8-7で勝利を収めていました。この時、僕は国士舘の勝利に「やった~!勝ったよ!!」と思わず声をあげてしまいました。すると突然背後から肩を叩かれ「おう、やったよ!勝てたよ!次もよろしく!」と声を掛けて来た野球部員(応援団かも)の方がいました。突然のことでびっくりしましたが、きっとその方も、国士舘の勝利に喜んでいる僕を見て、つい声を掛けたくなったのかもしれません。僕は今でもその事が忘れられません。甲子園は学校関係者だけでなく、僕みたいな一般のファンと喜びを分かち合える場所でもあるのです。また、その場でしか味わえない最高の雰囲気もあります。甲子園での観戦はやはりテレビで観戦とは違います。最近はバラエティーなどで取り上げられる事も増え、当時に比べてたくさんのファンが大会中球場に足を運んでいるようです。
しかし2020年は新型コロナが拡がった影響で春夏とも大会は中止になりました(8月に春の出場校のみ甲子園交流試合を実施)。
翌2021年は春夏とも大会は実施されましたが、入場観客数の制限などが行われました。
観戦試合一覧
<春の選抜大会> | ||
ー第65回大会(1993年)ー | ||
スコア | ||
三回戦 | ||
鹿児島商工 (鹿児島、4年ぶり5回目) | 4−0 | 東北 (宮城、3年ぶり2回目) |
ー第70回大会(1998年)ー | ||
三回戦 | ||
PL学園 (大阪、3年ぶり17回目) | 3−1 | 敦賀気比 (福井、初出場) |
<夏の全国大会> | ||
ー第85回大会(2003年)ー | ||
三回戦(観戦初日) | ||
鳥栖商 (佐賀、10年ぶり2回目) | 6−3 | 富山商 (富山、2年連続14回目) |
江の川 (島根、8年ぶり6回目) | 1−0 | 沖縄尚学 (沖縄、4年ぶり4回目) |
三回戦(観戦二日目) | ||
岩国 (山口、3年ぶり2回目) | 12−4 | 福井商 (福井、2年ぶり15回目) |
東北 (宮城、10年ぶり18回目) | 1x−0 (延長11回) | 平安 (京都、2年ぶり29回目) |
ー第86回(2004年)ー | ||
一回戦 | ||
東北 (宮城、2年連続19回目) | 13−0 | 北大津 (滋賀、初出場) |
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